2024年8月16日にMeta Quest HDMI Linkが発表され、HDMI出力をMeta Quest内で表示できるようになりました。
もともとMeta Quest 2を持っていたのと、Switchをメガネ型ディスプレイで遊んでみたいと思っていたので機材を集めて試してみることにしました。
機材
ATEN UC3021
1番重要なUVC及びUVAに対応しているキャプチャーカードです。
いろいろな製品があるのですが、Meta Questを充電しながら利用するために選定しました。
入力及びHDMI出力は4K対応ですが、キャプチャーは1080Pです。
HDMI Linkは1080Pまでの対応なので問題ありません。
用途としてはHDMI出力のあるカメラと使うことも想定されているので三脚穴が上下の2つ付いています。
HDMIはINとOUTの2つがあり、Meta Questと同時にモニターに出力することも可能です。
USB Cポートも2つあり、右側が給電用、真ん中が出力用となっていて今回は真ん中のポートとMeta Questを接続します。
給電用のポートがあるのがMeta Questで使う上で重要なポイントです。
付属品は
- カメラマウントアダプター
- USB-C→USB-Aアダプター
- USB-C→USB-Cアダプター
となっています。
YOUZIPPER USB3.2 Gen2 2m 片側L字プラグ
UC3021とMeta Questを接続するためのUSB-Cケーブルは一応付属しているものの短いので別途用意しました。
ポイントとしては
- 速度
- 長さ
- L字プラグ
の3つです。
速度が遅いと1080Pで出なかったり、遅延が多かったりするのでできるだけ速いものとしました。
レビュー
Meta Questを給電しながら使えるか?
給電用ポートにPD対応ACアダプターから接続したところ無事給電しながら使うことができました。
これで時間を気にせず使うことができます。
キャプチャーカードは通常PCに接続して利用するため、キャプチャーカードを使って給電する製品が非常に少ないのでこの機能は貴重です。
遅延は気になるのか?
キャプチャーカードの性質上どうしても気になるのが遅延ですが、今回「パワフルプロ野球2024-2025」と「マリオカート8デラックス」を遊んでみましたが全く気になりませんでした。
特に「パワフルプロ野球2024-2025」はタイミングが重要になるゲームなので心配していましたが、普通に遊ぶレベルであれば全く影響はありませんでした。
画質はどうか?
フルHD 60Pで表示できていたので非常に綺麗でした。
どのくらいの大きさで見えるか?
最大サイズにすると体感100インチくらいに感じました。
画面全体を俯瞰するようなゲームだとサイズを調整しないと遊びにくいかもしれません。
残念なポイントは生産終了していること
使ってみた限り文句なしでおすすめできる製品なのですが、残念ながらこの製品は生産が終了してしまっています。
Meta Questに給電でき、品質の高い製品となるとなかなかないので貴重なのですが入手性がネックになりそうです。
2024/8/24時点では所々で売ってはいるものの発送まで時間がかかる状況です。
もう在庫限りだと思いますのでほしい場合は早めに注文しておくほうがいいかもしれません。