みずかるちゃー
α7Rだと1枚130MB!?Lightroom6/CCの新機能「HDR合成」を試す!
2015年4月22日に発売された「Lightroom6/CC」の新機能「HDR合成」を試してみる.
まずHDR合成について.
HDRとは「ハイダイナミックレンジ」の略で写真の場合,適正露出と適正露出±1程度の合計3枚を合成して良い感じな明るさにしてくれるというもの.
最近のカメラだと機能として使うこともできるが,Lightroomで行うとRAWのまま行うことができるのが特徴.
HDR合成のあとにいろいろ弄ることが可能となる.
写真の準備
今回使用した機材はSONYの「α7R」.
最初に説明したとおり露出の違う3枚の写真を用意する必要がある.
カメラによって機能があるかわからないが「オートブラケット撮影」機能を使うと簡単に撮ることができる.
α7Rの場合「ドライブモード」から「連続ブラケット:1.0EV 3枚」を選択だけ.
EVの値は0.3EVから3.0EVまで変更することが可能.
また枚数も0.3EV~0.7EVについては5枚連続で撮ることができる.
とりあえず今回は1.0EV3枚で撮影してみた.
左から適正露出,-1EV,1EV.
HDR合成してみる
操作は簡単で対象の写真を選択し「写真」→「写真を結合」→「HDR」をクリックするのみ.
「HDRプレビューを作成中」と表示されるのでしばし待つ.
自分の環境だと約1分10秒でプレビューが作成された.
(CPU:COre i7-4770S,メモリ:16GB)
※3600万画素というファイルサイズも影響しているので,環境によって作成時間は異なると思われる.
あとはゴースト除去量を選択し「結合」をクリックすると合成された写真が出力される.
ゴーストがある場合上記のように赤く表示される.
上記の写真は風で葉が揺れていたため広い範囲が除去されているのがわかる.
除去量も「なし」「弱」「中」「強」と選択できるので,状況を見ながら選択したい.
今回合成しRAW現像した写真がこちら.
ファイル名は1枚目のものに「-HDR」と付き,EXIF情報は2枚目と同様だった.
改めて通常の写真と比較してみると明らかに異なっている.
雰囲気は1番右の+1.0EVが近いが空の青もしっかり残っている.
HDRサンプル
今回撮影し合成したHDR写真を載せていく.
風で揺らいでいてもとても綺麗に合成されている.
屋内で外の光が入り込んでいるような場所だと効果はわかりやすい.
カメラで行うよりも合成写真感がなく自然な仕上がりに見える
手前の木々を明るくしても空の青を残すことができた.
注意点
注意というか覚悟というか合成だけあってとにかくファイルサイズがデカい.
今回用いたカメラがα7Rということもあるが通常でもRAWだと35MBくらいあるので,合成すると130MB~140MBにもなる.
ブラケット撮影で撮りまくっているとあっという間にSDカードを使い切ってしまうかもしれない.
1枚の合成写真を作るためにこのくらいかかりましたw
まとめ
最後の注意点だけ気をつければとても有用に使うことができるLightroom6/CCの「HDR合成」機能.
今まではJPEGでしか撮影できず,後から現像もできなかったのでなかなか使わなかった「HDR合成」ですが,これでようやく利用頻度が上がりそうです.
これから夏になり日差しが強くなると活用できる場面も増えるはず.
いまのうちからSDカードとHDDの準備をしておいたほうがいいのかもしれないですね.
できればCPUとメモリも増強しておくと快適かもw
撮影する前に「これはHDRしたほうがいいかな?」と思ったら,とりあえずブラケット撮影しておけば「あとでなんとかなる」というのは大きいかなと.
今度は5D3で人物撮影にもチャレンジしてみましょうかね.
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