みずかるちゃー
エプソン「MOVERIO」ブロガーイベントに行ってきた!
2014年11月17日に行われた『スマートグラスで広がる世界 エプソン「MOVERIO」ブロガーイベント』に行ってきました!
スマートグラス BT-200AV マニュアル|サポート&ダウンロード|エプソン
写真と一緒に振り返っていきます.
会場はエプソン販売株式会社の一室でした.
駅から少し遠くて遅刻しそうになりましたw
会場はこんな感じ.
エプソンのブロガー体験会も今回で27回目とのこと.
結構な数やってるんですね~.
そして今回のイベントのメインは『スマートグラス「BT-200」』です.
発売は2014年5月29日で,最近はCMも放送されてたりしてます.
(ただ会場内でCMを見た人はいなかったですがw)
エプソンでは昔からウェアラブル機器作ってたみたいです.
ただ”時代を先取りしすぎた”というw
MOVERIO BT-200
ここから「MOVERIO BT-200」の製品説明です.
ちなみに型番の”BT”は開発者の「馬場さん」と「津田さん」から来ているとか・・・
(公には「BreakThrough」ということになっています)
MOVERIOのポジション
「MOVERIO」のポジションは「両眼シースルー」という他社にはないポジション.
左上はSONYの「HMZシリーズ」,右下はGoogleの「Google Glass」や東芝の「東芝グラス」ですね.
見え方の違い
両眼シースルーにした理由は周りの景色を見ながら情報を見てもらうため,そして外に持ち出してもらうため.
周りが見えた状態で映像を見てもらいたいとのことでした.
フルクローズドだと周りが全く見えず,単眼シースルーだと情報量が少なすぎるんですよね.
モベリオでできること
Wi-Fi接続
使用イメージとしては新幹線や飛行機,特急での利用.
スマホやタブレットと違って周りから見られる心配がないということと,車内販売や切符確認が来た時に対応できるところがいいみたいです.
そして老眼でも見やすいというところもw
またリクライニングを倒した状態でも映像を見れるのでリラックスして見れますね.
HDMI接続
「BT-200AV」にはワイヤレスミラーリングアダプターが付属していて,HDMI出力をMiracastに変換して視聴することができます.
リビングのテレビが占領されていても,自由に見ることができますねw
また無線接続なので外やトイレでも見ることができます.
夜に外で使うと暗いので大画面を感じれるみたいです(今の時期は寒いでのおすすめできないですけどw).
スマホ・タブレットのミラーリング
「Wi-Fi Miracast」対応スマホであればスマホの画面を簡単に表示することが可能です.
ミラーリングの使いどころとしてはキャリア専用サービスを使う場面ですね.
動画やゲーム等キャリアの端末しか対応してないコンテンツでも楽しむことができます.
アプリのダウンロード
MOVERIO専用のアプリダウンロードサイト「MOVERIO Apps Market」からアプリをダウンロードすることができます.
ちなみに「Google Play」非対応な理由は「Googleの認証取れなかったから」ということで,本当は使いたいとのことでした.
どうしても電話機能がないために認証を取ることができないようです.
Googleとも話をしているそうですが,今回は待てないので無理してマーケットを作ったそうです.
「MOVERIO Apps Market」は結構頻繁に更新されていてエプソンのやる気を感じることができます.
エプソンアメリカのハロウィンイベントで「TekkyuAR」というパズルゲームを行っているところです.
端から見るとおもしろい絵ですねw
その他特徴
シースルーということを活かして周りの状況を確認しながらコンテンツを楽しむことができます.
飲食しながらだったり,トレーニングビデオを見ながらエクササイズを行ったりできますね.
見えるコンテンツは320型相当の大画面の映像です.
そしてもちろん3Dにも対応しています.
Engadget日本版編集長 鷹木さんのお話
ゲストEngadget日本版編集長鷹木さんのお話もありました.
眼鏡の上から使う場合は鼻当てを動かさないととても使いにくいみたいです.
イメージとしては眼鏡を上にのっける感じですね.
Androidで映像見るなら「Twonky Beam」でしょ!
でも「MOVERIO Apps Market」にない\(^o^)/オワタ
でもAmazonのAndroidアプリストアからならダウンロードできるという裏技の紹介でした.
一応非公式みたいですw
ただ今年中には「Twonky Beam」が「MOVERIO Apps Market」に正式対応するみたいです.
使ってみよう!
会場で開封の儀です.
外で持ち運べるようにケースに入っています.
リモコンと本体.
リモコンはタッチパネルになっていて,通常のスマホのように操作することが可能です.
パネルディスカッション
パネルディスカッションで出てきた話を箇条書きで書いていきます.
初めは没入型(フルクローズド)がいいと思っていたが着けてみると意外とよかった.
着けていても他の作業ができ,マルチディスプレイ的に使うことができる.
電車で使っていても周りの景色を見ることができ,止まった駅名も確認することができる.
BT-100(旧機種)から重さが3分の1になり,移動中に使う人も増えるのではないか(BT-100も電車使う人が20%くらいいる).
両眼のスマートグラスを作るのはものすごく難しく40ミクロン程度の精度が必要になってくる.
難しい両眼を作ることができれば片方が外すだけで単眼のグラスも作ることができると考えた.
マルチコプターで利用することもでき,実際の映像を見ながら操作することも可能.
](https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00L067CXQ/mizuka123-22/ref=nosim/)
DJI Phantom 2 Vision+(3軸フルHDカメラ付属) P2V+
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DJI 2014-07-07
おすすめな使い方はやはり映像視聴.
ただ遅延があるのでゲームは難しい(だいたい150msくらい遅延する).
Ingressやったら楽しそう!
現状はMiracastでやるしかないが,それでもスマホを出す必要がなくなる.
ただ歩くときは外すことを推奨しているので気をつけて.
カメラが内蔵されていて普通のカメラで撮るよりも自然な表情を撮ることができる.
もちろん写真を撮るときはLEDが光るので盗撮には使えません.
30万画素という画素数なのは当初AR用として考えていて撮影を考えていなかったため.
画素数を増やすとそれだけ重量もコストも増えてしまうので.
使うときにあると便利なグッズとしてはトラックパッド付BTキーボード.
電車で周りを気にせず原稿を書くことができる.
](https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004I23KEE/mizuka123-22/ref=nosim/)
Riitek Rii mini Bluetooth keybord RT-MWK02
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Advan Technology
質問コーナー
電池の持ちを長持ちさせるには?
黒いシェードを着け,環境に輝度を合わせる.
半分くらいディスプレイが電池を消費している.
明るさは単体で800カンデラほどでスマートフォンに比べても明るい.
家で使うときは電気を消して使うといい.
スマホではなくコントローラーを用意した理由は?
スマホで繋ごうとすると多くの機種に対応する必要があるため利便性を下げてしまう.
iOSとの連携は?
iOSにはどうやっても手が出せない状況.
GoogleにしてもGoogle Playの縛りがあったりしていて今の仕様が現実的.
本体メモリが少ないのでは?
容量を上げるとコストも上がってしまう.
本体メモリは必要最低限でmicroSDを追加して使ってもらいたい.
今の解像度(qHD)を選択した理由は?
ディスプレイのサイズは全体の重さにつながってしまう.
ただスペック的にはまだ不足していると思っている.
ディスプレイの開発が1番時間がかかってしまう.
今後の方向性について
鷹木さん
ソフトウェアの開発が進んでいくか気になる.
「MOVERIO Apps Market」も結構更新されているので期待したい.
市川さん(エプソン販売)
映像を消化する時間がなかなかない中で,モビリオを使って動画を見る時間を増やしてほしい.
2020年東京オリンピックに向けてビックデータスポーツ観戦ができたらおもしろいのではないか.
シースルースマートグラスを掛けながらスポーツ観戦とか.
そのためにはモバイル性をさらに上げないといけない.
津田さん(セイコーエプソン)
ウェアラブルデバイスは必然性がないと使ってもらえない.
ソフト・ハードのバランスが取れたときに市場の花が開く.
ハードが大きくてもソフトの必然性があれば使ってもらえ,逆ももちろんある.
今後はマーケットの充実も考えてやっていきたい.
DJI Phantom 2 Vision+
マルチコプターの実機もありました.
さすがに室内なので飛ばすことはできませんでしたが,実際にカメラ越しの映像をモベリオで見せてもらいました.
実際に見てみるとちょっと欲しくなりますねw
BT-200と併せて買うと20万コースなのでハードル高いですが,大人のおもちゃとしてはなかなかいいのではないのでしょうか.
こういったものが個人で買うことができる時代になったんですねぇ.
まとめ
長~くなりましたがまとめです.
今まで眼鏡型のデバイスは気になっていたものの使ったことはありませんでした.
会場で初めて使ってみた感想としては「割とアリだな」ということでした.
眼鏡型デバイスはまだまだ過渡期なので普及は進んでいませんが,技術の進歩とともに一般に広まっていくような気もします.
とりあえず映像を見ることに関しては現状で十分に使うことができるので新幹線や飛行機で使ってみたいですね.
普通の電車で使うのはちょっと視線が厳しいかなとは思いますけどw
また今回のイベントでは映像以外の使い方を知ることができてよかったです.
マルチコプターの操縦は目から鱗でしたし,ARゲームも複数人で遊ぶと楽しそうですね.
さて今回は「BT-200AV」を約1ヶ月借りることとなったわけですが,実際にどんなことに使えるか今から楽しみです.
スマートグラスのある生活をしばし楽しんでみたいと思います.
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EPSON MOVERIO シースルーモバイルビューアー BT-200AV
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エプソン 2014-06-30