みずかるちゃー

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2013-10-26

【まどマギ感想】劇場版魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語を観てきた！【追記あり】

2013年10月26日から公開されている「劇場版魔法少女まどかマギカ[新編]叛逆の物語」を観てきました！
(追記)11月25日に再び見てきたので追記しています．

](http://www.flickr.com/photos/67522130@N08/10494503316/ “R0011674.jpg”)

魔法少女は絶望から救われたのか－
”円環の理”に導かれて，少女たちの新たな物語がはじまる

鹿目まどかは世界を変えた．
その後の世界で，魔法少女が見るのは，
希望か，絶望か．

INTRODUCTION | 劇場版魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語

来場者プレゼント

放映1週目特典のミニ色紙をもらってきました！

THEATER | 劇場版魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語

](http://www.flickr.com/photos/67522130@N08/10494507236/ “R0011675.jpg”)
](http://www.flickr.com/photos/67522130@N08/10494531894/ “R0011676.jpg”)

アルティメットまどかでした！
てんてーのまどかｶﾜ(・∀・)ｲｲ!!

物語は3部構成

盛大にネタバレします．
ご注意ください．

第1部パラレルワールド？

アニメ版の1話と似た様子で物語は始まる．
しかしわかってくる違い，そしてこの世界の現状．

テレビ版の続きと思って見に行ったけれど最初から驚かされました．
始まったのは続きではなく，パラレルワールド．
魔法少女5人が揃う世界でした．
(追記)戦う相手は魔獣ではなく「ナイトメア」．「ナイトメア=悪夢」．つまりこれはほむらの悪夢であることを示している．

あの可愛いビジュアルから最初思った魔法少女物語がそこにはありました．

これこそ，待ち望んだまどマギ！

んなわけないですよねぇｗ
誰もこんな物語を望んで劇場に行ってるわけではありません．
もちろん，物語もそのように進みます．

魔女の作った世界

最初に気づいたのはほむらでした．
唯一まどかが世界を変える以前の記憶を持つほむら．
この世界がおかしいことに気づきます．

これは，魔女が作った世界･･･

ほむらは魔女の正体を探して探し回ります．

疑ったのはなぜかマミと一緒にいる「シャルロッテ」．

シャルロッテが魔女と思ったほむらはマミと戦います．

この戦いは本当に見応えがありました．
これは絶対映画館の大画面で見たいシーンでしたね．
まさかまどマギであんなアクションシーンが見れるなんて･･･と驚きました．

戦いは均衡するもマミが勝利し，ほむらはさやかに救われます．
そしてわかってしまう真実･･･

第2部ほむらが魔女？

ほむらは気づいてしまいました．
この世界を作れるのはまどかを知る者のみだということに･･･
(追記)TV版においてマミと杏子は魔法少女のまどかを知らないから

つまり･･･

魔女=ほむら

でした．
まどかが神となりほむらはまどかに会いたい一心で魔獣と戦い続け，ついにソウルジェムが濁りきってしまったのです･･･

しかしそこに目を付けたのがインキュベーター．
魔法少女から魔女へ変化することでエネルギーを得ていたインキュベーターは魔女にならず消えてしまうことに疑問を持っていました．
そこで消える寸前に結界を作り，円環の理の影響を受けないようにし”円環の理”とは何か調べ，制御しようと企んでいたのでした．

それを知ったほむらは結界の中で魔女になることを決意します．
そうすれば「円環の理=まどか」のことが制御されてしまうことはないと考えたからです．

そこで立ち上がったのが残された魔法少女4人でした．
いや実際の魔法少女は2人だけ，マミと杏子･･･．
(追記)マミと杏子はほむらによって他の世界から連れてこられた

実はまどかとさやかは円環の理としてほむらを救いに来ていたのでした．
魔法少女から魔女へとなったさやかは円環の理の一部となっていたのです．
そう，シャルロッテも･･･

今回シャルロッテは百江なぎさというキャラクターに変身します．
シャルロッテが円環の理の一部となりほむらを救いに来た姿が百江なぎさでした．
(まどかは自分の役割を忘れていたため，本来の役割を伝えるためにさやかとなぎさが現れた)
(追記)さやかとなぎさはまどかが役割を忘れたときのバックアップ

なぎさを加えた5人はほむらを救うため，魔女となったほむらを倒し，インキュベーターの作った結界を破壊しました．
まどかは本来の役割を思い出し，円環の理によりほむらを救おうとします．

しかし･･･

第3部悪魔へ･･･

このタイミングをほむらは待っていました．
神となったまどかが近づくその時を･･･

ほむらはまどか本来の部分を奪ってしまいました．
※おそらくアルティメットまどかのうち魔法少女を魔女にしない部分だけ残し，他の部分をほむらが奪い取ったのだと思います．だからその後の世界でも魔女ではなく，魔獣を倒しているのではないかと．概念としてはあるけど，それはまどかではない．

ほむらはまどかと同じように世界の根幹を変える力を備えていたのです．
まどかに対する歪んだ”愛”によって･･･

ほむらは再び世界を再構築しました．
その力はインキュベーターに人間を制御するのは無理だと言わさせるほどのものでした．
しかしほむらはインキュベーターを逃がしません．
ほむらはインキュベーターの上位種となったのです．

まさにその力こそ悪魔･･･

全体的に見ると魔女は消え，インキュベーターも従えハッピーエンドに思えるのですが実際は違いました．
その幸福の分だけほむらの抱えた絶望は計り知れないものになっていました．
(追記)ほむらの理想的な世界を作ったからこそ，すべての絶望がほむらに集中することに･･･

ラストは平穏な日常を送るほむら以外とキュウべぇを殴るほむらｗ
(追記)キュウべぇを殴ったのはまどかだと思って振り向いたらキュウべぇだったから？
しかしまどかは奪われたはずの力を思い出しそうになります．
そしてそれを止めるほむら･･･

さらに増えていくほむらの絶望とまどかの本当の役割．
続きがありそうで，なさそうな不思議なラストでした．
(追記)天使 vs 悪魔という構図が目に浮かぶ･･･

編集後記

結構はしょりましたがだいたいこんな感じですｗ
感想という話しの流れですね．
これも個人の考えで本当に正しいわけではないのでご注意を．

演出，作画

劇場版アニメとしては最高傑作レベルでしたね．
なにより演出，マミ対ほむらのアクションシーンの演出はまさに息をのむといった感じで，こんな映像表現を見させてもらってありがとうございます！と叫びたいほどでしたｗ
作画は最近だと良いのは当たり前で，その中でどれだけ作り手の思いを視聴者に伝えられるかが勝負ですからね．
作り手と視聴者を繋ぐ道といった感じでしょうか．
作り手の思いが120%伝わってくる出来と言えばどれだけすばらしいか分かると思います．

脚本

まどマギで重要なのはやはりコレ．
みんな物語の続きが気になって見に行ってますからね．

個人的に感じたのは

これぞ，まどマギ！

ですね．
幸福と絶望，明と暗．
テレビシリーズのそれを何倍にもパワーアップさせた物語の作りでした．
最後の終わりも「これで終わり？」「続きあるのかな？」「あれどういう意味だったんだろ？」と思わせるものでしたね．
まどマギの楽しさってココにあったのだと思います．
想像と期待と現実，生きていて感じる感覚が詰まっている作品，それがまどマギなんですね．

一旦途中でキュウべぇがネタばらしをした後，さらに世界を書き換えるなんて夢にも思わなかったですからｗ
どんだけアニメに没入させる気なんだぁ～！って思いましたね．
となると次回作気になっちゃいますね．

劇場版魔法少女まどか☆マギカ [完結編]

期待してます！

叛逆の物語

叛逆とは･･･

権威・権力などにさからうこと。

映画を実際見てこの意味を考えてみると3つ意味があったと思います．

1つ目はまどかへの叛逆．
神にも等しい力を持つまどかに対する叛逆ですね．
まどかの力を奪いました．

2つ目はインキュベーターへの叛逆．
インキュベーターを諦めさせ，さらに従わせました．

3つ目は自分に対する叛逆．
まどかの残した世界を守る自分に対する叛逆ですね．
最後は自分の愛を優先してしまいました．

TVシリーズで受け入れていたものが全てひっくり返りましたね．
まさにほむらのTVシリーズへの叛逆の物語でした．

もうエヴァの時代は終わり？

アクションシーンと物語の構成からそう思いました．
あのアクションシーン見させられて，あれだけの物語を展開されたらエヴァの時代は終わってしまったのかなぁって思ってしまいますよね．
エヴァQの後だったってのもあるのかもしれませんが，もうエヴァが先進的な時代は終わりました．
綿密な計算，細かな仕様，そして考えさせられる物語．
今のところまどマギはエヴァを上回っていると思います．
エヴァも最終章次第ですが，エヴァへの期待も込めて今はまどマギの勝ちを言っておきます．

これから映画を見る人へ

テレビシリーズを見てた人，流行っているからとりあえず行こうと思っている人．
この映画は絶対「劇場版魔法少女まどか☆マギカ [前編] 始まりの物語/[後編] 永遠の物語」を見てから劇場に行ったほうがいいです．
テレビシリーズの物語を一旦受け止めて，整理してから劇場で新たな物語を見る．
これで新編を100%受け止めることができるのです．

って，ここまでネタバレ書いておいてこれから見に行く人はいないかｗ
でも1回見た人でももう1回見直して，また劇場に行ってみると新しい面が見えてくるかもしれません．