みずかるちゃー

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「岡田斗司夫のガンダム塾」へ行ってきた!

ガンダム塾

ガンダム塾

2012年9月くらいからはまっている岡田斗司夫先生。
ブロマガチャンネルに課金を始めてすでに半年以上が経過。
未だに課金し続けておりますw

今回参加したのは「ガンダム塾:岡田斗司夫による、ガンダムを極めるための私塾」(岡田斗司夫なう)というもの。
ガンダムについては好きだけれどあまり詳しくないのと,生で岡田先生の話を聞いてみたい(←こっちがメインw)ということで参加することとなりました。

内容は実際に機動戦士ガンダム第1話を見ながら,しかも数秒毎に止めながら事細かに分析していくものでした。

以下箇条書きになります。

OP~冒頭

OP~第1話の始まり方については他の富野由悠季監督作品(勇者ライディーン,無敵超人ザンボット3)との比較がありました。
・勇者ライディーン(1975年)
OPで敵を倒す描写がある。
物語の始まりは学園生活。
→王道
マスコットが紫色なのは?
→セルアニメ時代特有。使える色が150色しかなく色をまんべんなく使わないといけなったため(インクの関係)どうでもいいキャラに紫色が使われた。

・無敵超人ザンボット3(1977年)
戦闘シーンがなくなった。
→戦っていても相手を倒すシーンがない。
縦構図(背景が縦にスクロールするアレ)が利用された。
→主人公の宇宙へ帰りたいという気持ちを表している。
手の動きに注目!
→絵描きは手を書くのが好きではない(難しいから)。にも関わらず3人の手,そして手を重ねるシーンがある。
→手の描写には意図がある。
主人公は暴走族で不良。

ガンダム前のロボットアニメの主人公はスポーツ万能や不良といった王道的な主人公だった。
しかしガンダムの主人公アムロはオタクで視聴者側に近く画期的だった。

アムロのノーマルスーツが青色なのは?
→クレジットの文字を被るから
↑これは若井おさむさんが言っていました。さすがガンダム芸人なだけありますね。

・機動戦士ガンダム(1979年)
富野監督はリフレインが好き。
→主題歌の歌詞を手がけていて同じワードを繰り返すことが多い。(ガンダム:燃え上がれ~,ザンボット3:ザンボット スリ~)
アムロそして,仲間が走るシーン。
→全員が考えていることが違う。手前は深刻な顔をしているにも関わらず奥の3人は笑っている。そして体の重心が違う。
→これは安彦さんの作画力。すごい!
ロボットに武器を持たせるようになったのはザンボット3から
→それまでは武器を持ち替えたりすることはなかった。リアルロボット。
ガンキャノンの戦い方はOPが正しい。
→本来重い砲台を肩につけているため四つん這いになって撃つのが初期設定。
→しかしアニメ後半になるにつれて設定を守る余裕がなくなってきた。
アムロやブライトたちが手を伸ばすシーン。
→映像表現において手と手がつながるということは心がつながっているということ。
→しかしガンダムのOPは誰ともつながっていない。
→みんな孤独でつながりを求めていることが現れている。
→富野監督は手の持つ意味などを視聴者がわかっている前提で物語りを作っている。
ガンタンク,ガンキャノン,ガンダムの動き
→自重の違いが動きに現れている。ガンタンクの止まるときの動き,ガンキャノン・ガンダムの着地の違い。

Aパート

・冒頭の永井一郎のナレーション
移民させるようになった
→無理矢理行ったということの現れ。

世界観の説明に新聞記事や大統領演説(UCェ)がない。
→視聴者が説明しなくてもわかると信用しているから。
→でも金曜日17時半のアニメでそれは無理w

・ザク侵入
人工呼吸音を使うことで真空というのを表している。
台詞がないのはプロの軍人であることの現れ。
→侵入任務のためばれないよう無線を切っている

・その他いろいろ
アムロはオタクだけどリア充
→フラウとの関係。

フラウとアムロが車に乗っているシーンのハロがでかいw
→作画ミス。1話は丁寧に作られているけれどここだけおかしいw

ハンドルの握り方
→小さいハンドルを握る感じがリアル。そして手の描き方がすごい。

ハンドルの握り替え
→振り切った気持ちを表している。

テム・レイの役職
→テム・レイは大尉だが,中佐・大佐クラスのはずの艦長とタメ口で話している。
→秘密任務を行っているのが相手にバレて暗殺されないように役職が低くなっている。

ガンダムの冒頭は必ず1対1の会話で世界観を説明している。
→他のアニメだと会議室で一気に説明しがち。
→でも1対1のほうがわかりやすい。

Aパートはロボットには乗らず状況説明で終了。

Bパート

シャア
→新兵に対しては本音を話さず,信頼しているドレンにだけ本音・愚痴を言っている。
→1stのシャアは思っていることと逆のことを話している。

ロボットアニメで難しいのはいかに主人公をロボットに乗せるかどうか。

ガンダムでリアルなのは爆発の破片からもわかる。
→すごく描くのが大変

アムロは親父にも殴られたことないのに,フラウは殴っているw

アムロがガンダムに乗るとき足が引っかかっている。

アムロがドレンのザクを倒すときコックピットを映していない。
→子供アニメだから焼かれる描写は無理。

一般的に子供向けアニメは1話完結型。
→でもガンダムは話がつながっている。
→2話の始まり型が特徴的で1話の終わりの続きそのまま。

2話のタイトル「ガンダム破壊命令」
→これはジオン側の話ではなく連邦側がジオンにガンダムの情報を渡さないために破壊するということ。

若さ故の過ちとは?

1話の最後で出てくる有名なシャアのセリフ「若さ故の過ち」。
その意味とは・・・

1.シャア自身の采配ミス,人材配置のミス
→ドレンに新兵を押さえられると思っていた。
2.自分を慕って集まったものはみな命令違反を犯すようなものだらけというのに気づかなかったこと
→命令違反を犯して出世したシャアを慕うものは皆同じ考えを持っている。
→ジーンの「シャア少佐だって、…戦場の戦いで勝って出世したんだ」からよくわかる。

2については年を取って部下を持つようにならないとわからないとか・・・

まとめ

アニメは実写と違って作者の思い通りに作ることができる。
だから無駄がない。

アニメは見るものではなく,よむもの

今回の塾はこういった話で締めくくられました。

1話だけでもすごく深かったですね。
あっという間の1時間半でした。

1話だけでなくて是非とも他の話,他の作品でもやってほしいところ。
やっぱり実際にその場に行って直接話を聞けるというのはいいものです。

ちなみに2部として「岡田スクールR もっとガンダムについて話したい!そんなあなたの為のグループディスカッション・タイム」というのもありました。
自分は思いきれず参加しなかったのですがどんな感じだったか気になりますね。

ガンダムは見る年齢によってとらえ方が変わるみたいなので定期的に見直しておきたいですね。

岡田斗司夫先生,若井おさむさん,R藤本さん,スタッフのみなさんありがとうございました。
またガンダム塾があったら絶対行くのでよろしくお願いします<(_ _)>

こういう場の頻度が増えるとクラウドシティ入った方が得なのよね・・・w

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定期的に見直すために買っておきたいところ・・・